アンティークメアリーグレゴリーのガラスドーム (Mary Gregory)

ヴィクトリア朝ボヘミアングラスのメアリーグレゴリーガラスドームです。
花を摘む少女、手を前に差し出す少年がガラスドームの3面に美しく描かれています。少年、少女の可愛い姿の一瞬を切り取った図柄がガラスに白いエナメルで描かれています。手描きガラスならではの素朴な暖かみが感じられます。
ガラスを指ではじくと重厚なクリスタルガラスならではの美しい音を奏でます。
メアリーグレゴリーガラス作品の中でもこのような古い時代の厚みのある、職人さんの手の暖かみを感じるガラスドームに描かれたメアリーグレゴリーはとても希少で、多分二度とめぐり逢えないと思います。
ケーキスタンド、ガラスのプレート、陶磁器製のプレートなどに被せられる小さなサイズのドームですので、お菓子だけでなくインテリアドームとして飾られてもこのメアリーグレゴリーは本当に素敵です。
時代の新しい軽いタッチのメアリーグレゴリーとは明らかに違い、この時代ならではの独特の描き方のアンティークメアリーグレゴリーです。清らかな楚々とした白いエナメルの美しさがひときわ際立つアート作品です。
上部のガラスの持ち手に手彫りのマークらしきものがありますが本来のゴールドがかすれて黒くなっています。(写真5枚目参照)

 

メアリーグレゴリーグラスは1880年代にアメリカの女性アーティストメアリーグレゴリー(1856年〜1908年)が、ガラスに白いエナメルで子供たちの遊ぶ場面を指で描いたことから始まりました。このタイプのガラスはやがてメアリーグレゴリーガラスと定義されることになり、ビクトリア朝時代以降にボヘミアンで盛んに制作されました。現在でもヨーロッパではメアリーグレゴリースタイルのガラスが制作され続けています。サイズ高さ16cm、底径14.5cmコンディション100年以上経てきた古い手作りガラスですので小傷、気泡、上部持ち手にアートガラス特有の歪みがありますが、エナメル部分は剥げもなく、ワレ、カケノない大変美しいアンティーク状態です。年代1880年代〜1900年

アンティーク、ヴィンテージは新品ではありません。実際使われていた古いものですので小傷、汚れ、染み、変色、使用感などがございます。それらのことをご理解ください。記載写真(画像)等でよくよくご検討の上ご購入くださいますようお願いいたします。
アンティーク、ヴィンテージは、長年使われてきた古いものです。それぞれのお品には最初にその品を作った職人の心が込められています。そして人から人へと受け継がれて行く中で人の喜び、哀しみ・・・様々な思いの記憶がそのお品の趣となっている気がいたします。アンティーク、ヴィンテージの持つ独特の雰囲気をどうかお楽しみください。

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