美しいダイヤモンドラインストーンのぶどうの房がゆらゆらと揺れて輝きを放ちます。
アルフレッド・フィリップの自由な発想と卓越した技術によって生み出されたブローチです。まるでファインジュエリーとみまがうような完成度の高い作品です。
オーバルブリリアンカットのクリスタルラインストーンをぶどうの房に見立て、それぞれが一つず吊り下がり、全体が接続されてまとまるように工夫されています。タイピン部分はスタイリッシュなデザインでモダンですっきりした印象です。正面から見ると一本のピンに見えますが、裏にブローチ金具が付いているのでしっかり止められるようになっています。ゴールド部分に配されたバケットラインストーンも上品な美しさがあります。
このブローチはコスチュームジュエリーの専門書に記載されている逸品です。
“TRIFARI PAT PEND”の刻印がある希少なブローチです。

アルフレッド・フィリップは、元々カルティエや”ヴァン クリーフ＆アーペル”で活躍したデザイナーでしたが、1930年トリファリのチーフデザイナーとして起用されました。彼の情熱と経験を生かした技術は美しいセッティングとデザインを数多く生み出しましたが、1968年にトリファリを退職しました。アルフレッド・フィリップの退職を境に長年アメリカのジュエリー界牽引してきたトリファリはやがて衰退を向かえます。

コスチュームジュエリーは、経年変化によるメタルのクスミ、汚れが若干ございます。
また、ラインストーンやパールビーズなどが取れやすくなっていることをご理解ください。
長い年月、女性が身に着け心ときめかせたヴィンテージジュエリーを大切に受け継ぎ末永くお使いいただければ幸いです。サイズピン：8㎝
ぶどうの房：4㎝材質ゴールドメタル、ダイヤモンドラインストーンコンディションブローチ金具のピンは曲がってしまっています。（使用には問題はありません）ゴールド色が薄くなっている部分も見られ、又バケット型のラインストーンが一つなくなっていましたので修理しております。（写真３枚目左側下参照）70年近く経たヴィンテージジュエリーですので、タイピン部分は状態が良いとは言えませんが、ぶどうの房のダイヤモンドラインストーンはカケもなく輝きも当時のままの美しさです。何より新しい物には決して無いノスタルジックな雰囲気が魅力のヴィンテージジュエリーです。年代1940年〜1950年代

アンティーク、ヴィンテージは新品ではありません。実際使われていた古いものですので小傷、汚れ、染み、変色、使用感などがございます。それらのことをご理解ください。記載写真（画像）等でよくよくご検討の上ご購入くださいますようお願いいたします。
アンティーク、ヴィンテージは、長年使われてきた古いものです。それぞれのお品には最初にその品を作った職人の心が込められています。そして人から人へと受け継がれて行く中で人の喜び、哀しみ・・・様々な思いの記憶がそのお品の趣となっている気がいたします。アンティーク、ヴィンテージの持つ独特の雰囲気をどうかお楽しみください。