ロマンチックな優しいピンクです。
リモージュの古い名窯ジャン・プーヤ(Jean Pouyat)の左右に持ち手の付いた大きなサイズのプレートです。縁は淡いピンクとゴールドの装飾で飾られ、真ん中にはピンクのリボンが結ばれたお花のバスケットが手描きされています。ゴールドのバスケットの網目が盛り上がり立体感があります。バスケットの中には摘まれたばかりのピンクとブルゴーニュ色の野生のコスモスがあふれんばかりに入っています。
お花のバスケットをモチーフにして描かたものでも、このような白い余白の美を表現したものは珍しいと思います。余白の美は日本人特有の美意識とも言われますが、このあえて何も描かれていない余白にどこまでも広がる草原の緑や、儚く揺れるコスモスの花姿を想い描けるような気がします。フランスの磁器でありながらどこか日本的な美をも感じる美しいアンテークリモージュです。
裏に“J.P.Limoges”のバックスタンプがあります。サイズ高さ3.9cm、直径26cm、直径27cm（持ち手含む）コンディションワレ、カケのない美品ですが縁のピンク色の部分に小さな白い粒があります。（写真9枚目参照）
裏の高台に1.5cmの窯キズがありますが(写真13枚目参照）細い線なのでほとんど目立ちません年代1890年～1930年代

アンティーク、ヴィンテージは新品ではありません。実際使われていた古いものですので小傷、汚れ、染み、変色、使用感などがございます。それらのことをご理解ください。記載写真（画像）等でよくよくご検討の上ご購入くださいますようお願いいたします。
アンティーク、ヴィンテージは、長年使われてきた古いものです。それぞれのお品には最初にその品を作った職人の心が込められています。そして人から人へと受け継がれて行く中で人の喜び、哀しみ・・・様々な思いの記憶がそのお品の趣となっている気がいたします。アンティーク、ヴィンテージの持つ独特の雰囲気をどうかお楽しみください。